※本サイトはプロモーションが含まれています
Web漫画「王様ランキング」がスゲー面白いです!
- 優しい世界
- 先が読めない物語
- 善悪入り交じる魅力的なキャラ
が特徴です。
「素朴な食材」を集めて調理したら、スゲー美味しい料理ができた!
…って感じの作品です。
単行本化してヒットすること間違いない!
【追記】やっぱり単行本化しました!
名作なのでぜひどうぞ。
あるいは、動画配信サービスの無料体験でもらえるポイントを使えば、タダで3冊くらい読めます
目次
Web漫画「王様ランキング」あらすじ、内容レビュー
Web漫画「王様ランキング」あらすじ、内容紹介です。
一言で言うと「耳が聞こえず非力な王子が、多くの人と出会い成長していく物語」です。
王族の長男で、巨人の両親を持ちながらも、自身は体が小さく、短剣すらまともに振れないほど非力な王子ボッジ。
しかも耳が聞こえず、言葉が話せないボッジは、周りからは次期王の器ではないと噂され、どこか空虚な毎日を過ごしていた。
しかし、ひょんなことから心が通じる「カゲ」という友達を得て、人生が輝き始める。
引用元:十日草輔(とおかそうすけ)
主人公ボッジはとにかく弱い
主人公ボッジはとにかく弱いです。
耳が聞こえず、「あうー」しか喋れない。
そして、「最強の王様」の息子のはずなのに力も全然ありません。
そんな彼が周囲の人に認められる「王様」を目指すという展開です。
「王様ランキング」とはどういう意味?
ちなみに王様ランキングとはどういう意味か?
王様の強さと、国の発展具合、国に従う騎士の数などから算出される「国の王様」を順位づけしたものです。
アルパカ
Web漫画「王様ランキング」が面白い理由を考察(ネタバレなし)
Web漫画「王様ランキング」は何故こんなに面白いのか考察しました。ネタバレ無しです。
魅力的なキャラクタ設定「単純な悪人はいない」
この作品はキャラクタが魅力的、これが一番のポイントです。
単純な悪人はいない。
善と悪が入り混じりて、1人の人間たります。
例えば、2話目で初登場する主人公ボッジの母親ヒリング。
彼女は、一見すると「ただの嫌なオバサン」です。
気に食わない人を気軽に「死刑」にしようとする姿は、見ていて非常に不快です。
しかし、読み進めていくうちに
「あれ?威圧的に見えてたのってもしかして…」
…とキャラクタの「悪」の裏側が見えてきます。
そのギャップ、善悪の「善」が、ジワジワとキャラクタの多面性を表します。
これが見えてくると、この作品を読むのを止められなくなります。
主人公ボッジが喋れない。だからこその感動
もう一つの魅力はやはり、主人公のボッジ。
彼は「あうー」としか喋れません。
彼がどんなに苦しんでいるのか、どんなに悲しんでいるのか、どんなに頑張ろうとしているのか。
言葉ではないからこそ、その思いがシンプルに伝わります。
というか、喋れない主人公ボッジの気持ちをつい組みたくなるんですよね。
第2話でボッジの友人カゲが彼の気持ちを思うシーンなんかはその一例です。
主人公ボッジとの出会い、そして彼の気持ちに感化されてキャラクタたちは変化していきます。
この変化が見ていて楽しい。
絵柄と相まって、謎の感動があります。
【余談】作者の十日草輔(goriemon)さんは脱サラ漫画家?
余談です。
作者の十日草輔(goriemon)さんのインタビューが気になったのでまとめます。
40代で会社を辞め、マンガ家の道へ
40代で会社を辞め、マンガ家の道へ入ったようです。
──(あれ? 思ってたよりも……)
意外と年取ってて驚いたでしょう(笑)? 僕、43歳なんです。
──HPに「2016年に会社を辞めてマンガを描き始めた」と書いてありましたけど、それも40歳すぎてからってことですよね。
だから勝負だったんです。会社を辞めたとき、本当は絵本を描こうと思っていたんですよ。でも絵本は募集しているところも少ないし、投稿している人の年代が20代でみんな若いんです。「これは敷居が高くて難しいな」と思っていたときに、素人が投稿できるWebマンガのサイトを知ったんですね。それだと、不特定多数の方に読んでもらえて、コメントまでもらえる。20年前、マンガ家を挫折したときは、一人の編集者さんにしか見せられなかったけど、Webマンガだといろんな人に読んでもらえるのがいいなと思って。
1年間やって、ダメだったら身を引こうと決めて、描き始めたそうです。
勤めている間ずっと、「絵でやっていきたい」というもやもやした思いがあったんですよ。僕は家族もいないし、いい年だし、「1年やって何も声がかからなかったら、絵でやっていくのはスパッとやめて、普通に働こう」と決めて、描き始めたんです。それが2016年の10月。そこから絵本のほうで模索していたんですけど、先ほどお話したように、マンガをWebで投稿し始めたんです。
特徴的なキャラクターの描き方
王様ランキングの魅力はなんといってもキャラクターです。
その秘訣がインタビューから垣間見えます。
キャラクターの描き方については、ジャイアンの影響が大きいですね。ジャイアンって、テレビ版だと単純にいじめっ子じゃないですか。でも映画版になると、頼りがいのあるタフガイになる。そういうギャップって、子供心にすごくワクワクしたんです。そういうものを自分でも表現したい、「人間って本当は面白いんだよ」いう思いが僕の中にあるんだと思います。
感じて欲しいテーマは「勇気」
この作品のテーマは「勇気」です。
先程の作者自身の体験談、40代からの挑戦という背景も考えると、より説得力が増します。
読んでくれる人に感じてほしいテーマというのが一応あって、それが「勇気」なんです。「勇気」って、描いているほうも楽しいし、読んでいるほうも楽しい。僕も一度マンガを挫折して違う方向に行ったけど、挫折ってつらいこととは限らなくて、別の道に行ったらもっと楽しいこともあるし、自分に向いていることもあるし……ということを考えていると、なんだか勇気が出てくるんです。
以上、「Web漫画「王様ランキング」がスゲー面白い。優しい世界と先が読めない物語」というお話でした。
動画配信サービスで無料で読むことも出来ます(無料体験でもらえるポイントを使えば、タダです)