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ハンターハンター397話「結成③」のネタバレあり解説&考察です。
アルパカ
前回のH×Hの考察記事はこちら↓
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目次
ハンターハンター397話「結成③」のキャラクターまとめ
HUNTER×HUNTER 最新話397話「結成③」の主要キャラクター(登場人物)の確認です。
【幻影旅団初期メンバー】クロロたち9名
幻影旅団の回想で登場した初期メンバーは以下の通り!
クロロ
ウボォーギン
シャルナーク
フランクリン
マチ
フェイタン
フィンクス
パクノダ
ノブナガ
【他】シーラ・サラサ・レンコ
回想で出てきた新キャラシーラとサラサ。さらにレンコが初登場!回想編で初めての念の使い手です。
シーラ
サラサ
レンコ
「シーラ」は、劇場版ハンターハンターの特典である「H×H0巻」にて、既に登場済みです。
シーラとクルタ族に関してはこちらの記事で考察しています。H×H0巻を持っていない人向けに、内容の紹介もしています。
ハンターハンター397話「結成③」あらすじ&内容を解説(ネタバレ)
ハンターハンター397話(最新話)「結成③」のあらすじを解説します。
- サラサが誘拐犯により殺される
- クロロが「悪人」になって、流星街を守ること、サラサ殺害の犯人を探すことを宣言
- 劇団の仲間たちはクロロについていくことを決意(シーラを除く)
- 3年後、クロロがついに「幻影旅団(蜘蛛)」の結成を宣言
ハンターハンター397「結成③」の考察(ネタバレ)
ハンターハンター397「結成③」をネタバレ全開で考察していきます!
今回の見所は以下の9点です。
- ①サラサ誘拐・死亡
- ②流星街の誘拐犯は何者か?
- ③幻影旅団の「ダークウェブ(闇サイト)」運営
- ④エンバーミングの念能力者「レンコ」はマチの師匠?
- ⑤オーラが見える念の天才マチ
- ⑥11歳クロロと14歳クロロ。旅団結成当日
- ⑦幻影旅団がついに結成!団長クロロと初期メンバーの謎
- ⑧クロロの念能力と刻印の謎
- ⑨クロロの生涯を時系列で考える
アルパカ
①サラサ誘拐・死亡
大方の予想通り、サラサが誘拐され、死亡しました。
サラサの死体は「バラバラ」にされていましたね。ごまかさずにしっかりと絵で描いていました。
足と手が同じ向きで上を向いていましたし、切断されていたのでしょう。
396話の誘拐犯達の「遊んでいくか」という台詞を考えると、猟奇的な楽しみのために、サラサは利用されたのだと分かりますね。
クロロが「絶対に口にしない」と言って、ウボォーギンたちに教えなかったのは、よっぽどひどい内容だったからだと思います。
おそらくは「流星街のゴミを再利用してやった」とか「遊んでやったぜ」とかそういう類の内容でしょう。過去2話の演劇描写からのつながりを考えると、「良い劇が撮れた」みたいなメッセージだったかも知れませんね。
②流星街の誘拐犯は何者か?
サラサを亡き者にした「誘拐犯」達は果たして何者か?
HH395話で「上納分のノルマは達成した」と言っていましたよね。
つまり、彼らには組織の中の下っ端であり、依頼されて誘拐をしているようです。
おそらくはマフィア組織でしょう。
王位継承編で回想に入ったということや、「闇サイト」を利用していたツェリードニヒの存在を考えると、カキン国の3大マフィアかもしれません。
一番物語に大きく絡みそうなのは「エイ=イ一家」ですよね。
ツェリードニヒがケツモチをしていますし、サラサ誘拐事件が、回想終了後の本編に絡んできそうです。
ちなみに、サラサの死体に残されたメッセージは、誘拐犯達が書いたものです。
ウボォーギンなど他のメンバーには読めず、クロロだけに読めていましたね。
HH395話で明らかになったように、クロロは
- 流星街の言葉
- ゲルマ語(公用語)
- ジャンナ語(ゲルマ語の方言みたいなもの?)
を話すことができます。
おそらく誘拐犯達のメッセージは「ゲルマ語」だったのでしょう。
誘拐犯達が特別な言葉を話していたら、もう少し絞り込みができたのですが「外の世界の誰か」以上の情報はなさそうです。
③幻影旅団の「ダークウェブ(闇サイト)」運営
クロロはサラサ殺害の犯人を捕まえるために、インターネット上に「闇サイト」を用意することにしました。
この闇サイトは、ミザイストムがクラピカの勧誘時に話に出した「特殊な趣味趣向を持つ奴らが集まる闇サイト」と同じでしょう。
まさかここで再登場するとは思わなかったですね…!
クロロ達が闇サイトを用意したのは以下の理由からです。
まず、誘拐犯達は「外の世界の人間である」以上のことはわからないので、彼らが残した「メッセージ」から、犯人の人となりを想像するしかありません。
誘拐犯のメッセージは明らかに自己顕示欲があり、他者と共有するために撮影をしていました。
そこでクロロは彼らが「作品を誰かと共有」した瞬間を狙うために、囮の「闇サイト」を用意することにしました。
流星街にいるという地の利を活かして、警察から手が届かない「非合法な闇サイト」を運営しているのです。
誘拐犯が「サラサの動画」を投稿したら、そこから逆引きで相手の居場所やアカウント情報などを得られるよう、準備を進めています。
全ては復讐のため。
11歳にしてすごい計画を考えるものです…。
ちなみに幻影旅団が「蜘蛛」と自称していたのは、インターネット上に用意した「闇サイト」に、誘拐犯が引っかかるのを待つという「蜘蛛の巣」のイメージからきているのでしょうね。
そもそもWebとは「蜘蛛の巣」が由来です。
wwwは、インターネットでホームページを見せる仕組みのことなんだ。読み方は、“ダブル・ダブル・ダブル”とか、“ダブダブダブ”とか、人によって違(ちが)うけど、“ワールド・ワイド・ウェブ”という言葉を略(りゃく)した文字なんだよ。
それって、どういう意味なの?
“ワールド”は“世界”、“ワイド”は“広がる”、そして“ウェブ”は“クモの巣”の意味だよ。
クモの巣!? わたし、クモは苦手なの! どこかにクモがいるの?
ハッハッハ! 本当にクモがいるわけじゃないよ。インターネットの回線は、一直線につながっているわけじゃなくて、どんどん枝(えだ)わかれして、世界中に網目状(あみめじょう)につながっているんだ。その様子をクモの巣という言葉であらわしているんだよ。
どうしてクモの巣みたいになっているの?
一直線の回線だと、途中(とちゅう)でトラブルが起きたときに、そこから先と連絡(れんらく)できなくなるよね。でも、回線がクモの巣状なら、枝(えだ)わかれしている別の線を通って、通信できるんだよ。
インターネットのどこかで、クモが待ちかまえているわけじゃないんだね。良かった!
https://azby.fmworld.net/kids/izumi/27/
④エンバーミングの念能力者「レンコ」はマチの師匠?
サラサの葬式に現れた新キャラが「レンコ」です。
バラバラになったサラサを「念能力」を使って、エンバーミングしました。
エンバーミングとは、よりよいお別れのために、ご遺体に消毒殺菌・防腐・修復・化粧をし生前のお姿に近づける技術です。 遺体の状態変化が軽減されるため、時間に余裕ができ、故人の遺志や残された人たちの思いを十分に葬儀に反映することが可能になります。
エンバーミングは現実世界でもある職業です。レンコの場合は、念能力を使って、その仕事をしているようですね。
流星街のその他大勢の子供の1人である「サラサ」のために、わざわざ来たということは、流星街お抱えの葬儀人的なポジションなのでしょう。
外の世界で仕事をせずに、わざわざ流星街に来ているのはなぜか?彼女もまた迫害されている人間の1人なのかも知れませんね。
マチに教えを請われたときに、「キリモリ谷に来れば念を教える」と言っていましたが、人里離れた場所に暮らさざるを得ない理由がありそうです。
気になるのはその服装と帽子ですね。
いくつか可能性が考えられます
- 白黒の服装と栞→陰陽師的な世界の住人
- 白い耳→人間ではなく魔獣
- ツバが長いハット→キキョウ・ゾルディックの関係者
ポッと出で消えるキャラクターではなく、物語に絡んでくる気がしますね。
一番面白いのは3つ目の説。ここでゾルディック家が絡んできたら面白いです。
そもそも、ゾルディック家のシルバが「幻影旅団のNo.8を約3年前に消した」事件に関しては、詳細がわかっていません。
- そもそも誰が何のために依頼した?
- 元「No.8」は誰だったのか?
- 仲間思いのクロロが何故シルバの「No.8」殺害を許容した?戦っているシーンはあったが、完全な報復はしていない
- その後もクロロがイルミ(ゾルディック家)と付き合いがあるのは何故?
この辺りの謎に、レンコ・キキョウが絡んできたら面白い…と妄想しています。
レンコとキキョウが揉めて、キキョウが夫のシルバにレンコを消すように頼んだとか…。
⑤オーラが見える念の天才マチ
レンコに弟子入りすることになったのは、なんとマチでした。
唯一レンコの「オーラ」が見えていて、明らかに天才です。レンコからすると「才能があって憎たらしい」という気持ちはありつつも「純粋な目で力を欲する子供の姿」に心を打たれたのでしょうね。
マチの念能力「念糸縫合」は、念によって作られた糸を使い損傷を治す能力です。
この念能力ができたキッカケが今回判明しました。
- 念の師匠レンコが「エンバーミング」でサラサの遺体を治したのを見た
- サラサのように、仲間が再びバラバラにされても、もとに戻してあげたい
という気持ちからのはず。
マチは言葉が厳しいために、ついつい見落としがちですが、旅団唯一の「回復系(ヒーラー)」ですよね。
クロロとヒソカが戦った後も、クロロを殺そうとした裏切り者のヒソカの事を思っていましたね。
「顔もキレイにしといてやるよ」と言っていましたし、シャルナーク達は「なんだかんだマチは優しい」と評しています。
⑥11歳クロロと14歳クロロ。旅団結成当日
サラサの死をうけて、旅団メンバーはそれぞれ準備をしていました。
おそらくは戦闘班と、情報班に分かれていたと推測されます。
戦闘班のウボォーギン・フィンクス・フェイタン・ノブナガたちは、自身の体を鍛えていた。
ノブナガは刀を使えるので、東洋の達人のもとに弟子入りしていた可能性もあります。
一方で、サラサ誘拐犯を探すために必要な闇サイトの設立はシャルナークが中心でしょう。パクノダも助力していたと思われます。
そしてマチだけはキリモリ谷のレンコの元で、3年間「念の修行」をしていたはず。
そして、一同が久々に会したのが3年後の「397話の最後のコマ」ですね。
クロロのセリフ「蜘蛛では…」に続くのは「12巻114話の旅団結成時のシーン」です。
ちなみにマチだけが「あれ…クロロ?」と驚いているのは、メタ的な描写かと思いましたが、「3年間1人で修行して、流星街に帰ってきた後」だからではないでしょうか?
この旅団結成・集合の後に、マチが旅団メンバーに「念」を教えたと思われます。
⑦幻影旅団がついに結成!団長クロロと初期メンバーの謎
今回397話のラストコマで集まったのは旅団結成時のメンバーです。
「12巻114話の旅団結成時」とおなじはずで、クロロ、マチ、パクノダ、ノブナガ、ウボォーギン、
フェイタン、フィンクス、シャルナーク、フランクリンの9名です。
団員No.0:★クロロ
団員No.1:★ノブナガ
団員No.2:★フェイタン
団員No.3:★マチ
団員No.4:★不明(オモカゲ?)→ヒソカ→カルト
団員No.5:★フィンクス
団員No.6:★シャルナーク→欠番
団員No.7:★フランクリン
団員No.8:★不明→シズク
団員No.9:★パクノダ→欠番
団員No.10:★不明→ボノレノフ
団員No.11:★ウヴォーギン→イルミ
団員No.12:★不明→コルトピ→欠番
サラサ死亡、シーラ離脱なので、依然として「4名」分の席が空白です。
考えられる可能性としては
- サラサは死んでいるけど団員の初期メンバーとしてカウントされた
- レンコが旅団入りしていた
というところ。
何れにせよ最低2人以上は新キャラが出てきそうですね。
旅団に関しては初期メンバー以外にも、まだまだ謎が残っています。気になる…。
- No.8は何故シルバに殺されたのか?
- クルタ族襲撃は、旅団が主体だったのか?命令されたのか?
- ヨークシン襲撃の3年2ヶ月前に集合したのは何故か?
- 誘拐犯は闇サイトに引っかかったのか?
⑧クロロの念能力と刻印の謎
幻影旅団回想編で冨樫先生が意識していると思うのが「天才クロロの扱い」です。
Q3:幻影旅団の中で、一番お気に入りのキャラとその理由を教えてください。
A3:団長です。ちょっと話がそれますけどオレ立候補する奴って信用できないんですよ。だから政治にも政治家にも根強い不信感があって立候補するような性格の奴が共通して持っている「何か」が結局諸悪の原因だという気がしてならないわけですよ。話戻しますと団長は望んで団長になったわけではないんですよ。まぁ作品で説明するつもりなので詳しくはふれませんが「決まったことだからがんばる」っていう性格だったり設定だったりが好きなんですよ。オレ自身にないものなのでオレだったら意に沿わず決定されたら無視するかふてくされてダレるんですけどがんばっちゃう人ってすごいなぁと思うわけです。
from冨樫義博『HUNTER×HUNTER 0巻』
冨樫先生のインタビューで語られていた「望んでいないが団長になった」一連の流れが、今回明らかになりました。
前回までの話のクロロの印象は「語学に堪能」「暗記力・理解力がある」「将来を予測するシミュレーションに長けている(サラサ誘拐前に心配してた)」「皆の弟(愛されている)」「危機的状況でも対応できる(ビデオ故障時)」「演技がうまい」など、とにかく才能の塊。
そして今回の話でも、サラサの行方不明で劇を続けるかどうか?という話のときに、
- 中断することを選択(決断力)
- 自分のせいでサラサが行方不明と釈明(責任感)
- 皆が助けてくれることになる(愛される力)
とクロロの「リーダーとしての片鱗」がしっかり描かれていました。
森に入った後も、「サラサがバラバラになった袋」を、率先して見に行っていましたね。
11歳の少年であれば、恐怖が先行するはずなのに「責任感」が彼を動かしたのでしょう。
そして、自分だけが読めるメッセージの内容をあえてみんなとは共有しない。苦しみをひとり抱きかかえる点も「孤独なリーダー」要素を満たしています。
ここまでしっかりとクロロの非凡さを描いてくれたからこそ、体格が大きいウボォーギンがリーダーにならないで、満場一致で「クロロについていく」となった描写が、自然と受け入れられますよね。
たまたま流星街に生まれてしまったから「世界一の悪役」を目指してしまっただけで、生まれが違えば「世界を良い方向に引っ張るリーダー」になっていた人材だということが分かります。
ちなみに皆が「ついていく」意思表示をしたときに、人差し指を高く上げていたシーンがありました。
これなんだろう?と思ったのですが、396話を読み返すと、カタヅケンジャーの「クリンパワー集結」シーンっぽいですね。
⑨クロロの生涯を時系列で考える
クロロの人生を時系列で整理すると以下の通り
- 11歳 カクレンジャー吹き替え。サラサ死亡で「悪人」を決意
- 14歳 幻影旅団結成。額に刻印を刻む。闇サイト立上げ
- 21歳 クルタ族襲撃
- 23歳 幻影旅団13人を集合させる(理由不明)
- 26歳 ヨークシン襲撃
- 以後 除念で復活。ヒソカと決闘。BW号乗船
まず気になるのが、クロロがいつ念能力を覚えたのか?という点。
マチがレンコから習ってきたのをクロロに教えた…と考えるのが自然ですよね。
「サラサ誘拐犯への復讐と、流星街を守るために、人生を捧げて悪人になる」と言っていたクロロなので、「制約と誓約」を設けているはず。
旅団結成時のクロロの額は髪の毛で隠れていて、わからないですが、まだ「刻印」が入っていないので、これから念能力を決めるときに何らかの「制約と誓約」を刻印したのでしょう。
他人の能力を無尽蔵に盗める強すぎる能力なので、その代償として「自分(人格)を消す」みたいな話かもしれません。
次に気になるのはクルタ族襲撃ですが、ここは後ほどシーラの話と合わせて考えます。
そして23歳で「旅団メンバー13人を全員集合」させているのも気になりますね。
このときにどんな事件があったのか?何のために集まったのか?流星街関連でしょうか。
また、14歳以降のクロロは、流星街への支援もしているはず。長老会に呼ばれる話が既に395話でありましたよね。
「流星街を攻撃したら、仕返しするよ」というのを世間に伝えるようにしたのはクロロでしょう。
また、マフィアと協力して人を差し出す代わりに、物資を得るアイディアも、クロロ発案でしょうね。
更に言うと、長老会のメンバーが「念」を使えるのも、クロロたちが講習したから…という気もします。
ハンター・ハンター 397「結成③」感想(ネタバレ)
ハンターハンター397「結成③」の雑多な感想(ネタバレあり)です。
今回の話を読むと、ヨークシン編の過去描写が違って見えるので、是非読み返してみてください!
クロロは本気で「ウボォーさん」と語りかけていた
クロロに関して見逃せない点が「もしいつかまたサラサとどこかで会えるなら、頭を下げる」という発言です。
これは完全な死亡フラグ。
ヒソカやクラピカと出会う展開の後、死ぬ間際のクロロは「サラサの幻影」を見るのが確定したと思います。泣ける…。
ヨークシン編でクロロは「俺は霊魂を信じる」とネオンに言っていました。
ネオンを騙すための発言かなと思っていたのですが、今回の話を見るとが、幼少期から「死後の世界」や「魂の存在」を本気で考えていたようです。
そうやって考えると、ウボォーギンの死後、彼を弔うために行った鎮魂歌(レクイエム)で、「ウボォーさん聞こえますか?」と言っていたのも、泣けますね。
クロロは本気でウボォーに語りかけていたのでしょう。
ハンターハンター世界の「魂」
ハンターハンター32巻では、人間が転生してキメラアントになった話がいくつかありました。
その中で、すべては死んだら終わりだと思いきや、「魂は小さくても、繰り返すエネルギーを持っている」と明示されていました。
カイトやジャイロの復活もありましたし、ハンターハンター世界では、魂というのはたしかに存在して、輪廻転生のごとく、続いていくものなのでしょうね。
パクノダの感謝のほんとうの意味
ヨークシン編で、フィンクスがゴンたちに「パクノダは感謝していた」と言っていたシーンがありました。
ここに関しても、旅団結成の理由や、クロロのBEFORE AFTERを見ると、より解釈が深まりますね。
「仲間だから本当はクラピカに人殺しなんてしてほしくない」
というゴンのセリフは、そのままパクノダからクロロに対しても当てはまります。
「仲間だから本当はクロロに人殺しなんてしてほしくない」
というのがパクノダの本心でしょう。
サラサ死亡前、カタヅケンジャーの演劇をするときにもパクノダは「ワタシは今のままのクロロが好き」と言っていましたし。
本当なら「悪人として団長の役割」を演じてほしくなかった…。
13巻で明かされたパクノダの心が今になって切ないです。
397話シーラ離脱から0巻シーラにどう結びつく?
「シーラ怪しいな…」と今回読んで感じました。
395話で登場したときはサラサとおなじ集落出身で「一番の友人」という感じでしたよね。サラサの行動についていくだけで、カタヅケンジャーにもたいして興味がなさそうでした。
しかしそんなシーラは「サラサの死の場面」で、全く涙を流していません。
大声で泣いているパクノダの隣りにいて、対比的に描かれている気がします。
396話のカタヅケンジャー劇でのシーラは「双子のカタヅケンジャーパープルとマクロ女王」を演じることになっていました。わざわざこの設定にしたのは、シーラの2面性を表しているような気がするんですよね…。
そして今回、幻影旅団の3年前に、シーラはクロロ達の元を離れたことが判明。
シーラは幻影旅団初期メンバーではないことが確定しました。
色々と疑惑があるシーラに関しては、0巻考察記事の中で細かく語っているので、こちらを御覧ください↓
HUNTERXHUNTER397話まとめ
ハンターハンター397話「結成③」についてまとめます。
直近で注目するべきは
- 誘拐犯は何者か?クロロ達は既に捕まえた?
- レンコは何者か?旅団メンバーか?
- シーラは生きている?何をしている?
- 旅団のクルタ族襲撃や、その後の活動は?
という点です。
アルパカ
ついにハンターハンター37巻発売!加筆もチェック!
リンコなの?レンコなの?
どっちなの?
「霊魂」の解説は秀逸ですね!目から鱗でした。
シーラは怪しいですね。仲良しだったサラサは惨殺体で発見され、後年クラピカとパイロと仲良くなったと思ったらクルタ族滅亡。どちらも無惨な殺され方だったのは偶然なのか。。。あと愛読してた「Dハンター」が公用語で書かれてたとするとクロロのほかにシーラもあの殺害メッセージは読めたんですかね。。。
来週どうなるか(回想が続くのかBW号に戻るのか)たいへん気になります。
素晴らしい考察、サイトですね!
ハンターハンターが掲載される度、毎週チェックします‼︎
レンコはかなりキャラ立ってますね〜
クルタ族を襲ったのは、旅団が何かの復讐をする為に襲ったと言う見解ですか?
わかりやすくてとても深い考察でした。
心優しいが故に修羅の道に進まんとするクロロと、北拳のシャチが重なりました。今回の話は記憶の限り最も残酷で悲しい話でした。
団長がクルタ族をえらく気に入っていたとウボォーギンがクラピカに話していましたが、団長が自分の私利私欲でクルタ族を惨殺した可能性をまだ排除できず、サラサの一件があったのに同様のことを多数にやったのであれば、理由や目的が何であれ単なるクズやんけと思わずにはいられないのです。ウボォーギンがクルタ族を襲ったことや殺害の過程で何も感じないと打ち明けているので、昔は人の心があったけれど、結局はただの殺人鬼になっただけで、これではサラサも浮かばれないと思いました。仮にもしも惨殺したのが旅団でないならば、作中で是非表現してほしいものであります。