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ユニゾン(UNISON SQUARE GARDEN)の作詞作曲を手がける天才「田淵智也」さんを知っていますか?
田淵さんといえば、荒ぶるベースとして有名です。
しかしそれ以上にその「考え方」がすごいです。
この記事を読むと、田淵さんの魅力に気づき、好きになるはず。
ちなみにユニゾンはこの2曲が有名です。
他にも良い曲がたくさんありますが、まずは聞いてみてほしいです。
目次
ユニゾンの天才「田淵智也」とは?プロフィールと父親について
田淵智也さんのプロフィールをまとめました。
- 愛称・呼び方:田淵さん、田淵くんなど
- 担当:ベース&コーラス
- UNISON SQUARE GARDENの、ほぼすべての楽曲の作詞作曲を手掛ける
- ボーカル・ギターの斎藤宏介とは高校の同級生
- ドラムの鈴木貴雄とは小学校の同級生
- 早稲田大学政治経済学部卒業。専門ゼミは財政論。
- 「日本で一番見切れるベーシスト」(byさいとうさん)
- 同じ事務所のLiSAなど、アニメ・声優関係への楽曲提供・プロデュースも行う
ラジオ(たっちレディオ)もやっているようです。
たっちレディオは作曲家 田代智一 ミュージシャン 田淵智也による閉塞感を打破するポッドキャスト番組です。
ちなみに父親は田淵義朗さんという方。
実業家で、ITコンサルティングの専門家のようです(情報セキュリティコンサルタント)。
ユニゾン田淵のブログ記事から分かる彼の考え
田淵智也さんの公式ブログ記事を全て読んでみました。
思ったことは、なんて一貫した信条なのだろう、ということ。
約10年近いブログの中で、その思いが汲み取れます。
BLOG | UNISON SQUARE GARDEN – official web site
以下、心に深く刺さった言葉をBLOGから引用しながら紹介します。
「自分たちがやりたいようにやる」
ユニゾンというバンドのあり方は「自分たちがやりたいようやる」というもの。
これはずっと変わっていないようです。
僕にとって、自分たちの音楽を3人でやりたいようにやる事が”いつも通り”です。
バンドを組んでから7、8年、表現したいことは何にも変わってません。
なので今日も明日も、楽しい音楽を作ります。
僕が音楽でできることなんて、そんな幅広いことじゃない。
同時に、届いて欲しい願いだって、そんな大層なものじゃない。
そういう色々が自分自身よくわかって、目指したいもの、そのためにできることがはっきり見えたので、もう誰にバカにされてもいい。そんな覚悟できた。
自分たちの音楽のレベルの低さを笑う人や、まったく評価しない人。どれだけ居ても構わない。
ライブは「聞くあなた一人」のためのもの
ライブは「聞くあなた一人」のためのもの。
これは特徴的な考え方です。スゴい好きだ。
おなじみのルーチン、手拍子や動きなどを楽しむタイプのアーティストとは真逆です。
「自分が思うように、楽しめ」…というシンプルにして、ロックの根本のような考え。
音楽は楽しいものであってほしい。
それは”みんな”のではなく。
“自分ひとり”の、楽しいものであってほしい。
音楽はなんのためにあるのだろう。
それは自分の人生を彩るためのものだと、思い続けているのです。
じゃあ自分にとって大事なものが、隣のあいつと同じである必要ってあるんだろうか。
大きな何かに全てを任せて、自分の大事なものが失われる事って、ないだろうか。
自分に問いかけて「それが一番だ」と出た答えなら、どんなものであれ素晴らしい事なので、色んな形があると思うのだけどね。
みんなで楽しみましょう、ではなく
ひとつになりましょう、ではなくお前だ、お前が楽しむんだ。
自分で見つけるんだ。僕には、それが必要でした。だからステージに立つ僕はそれを表現したい。
だから今もステージに立っています。
嘘をつく必要が、どこにあるでしょうか。沢山の人から見向きをされず
沢山の人から変な顔をされ
それでも自分の自信と勇気だけは、揺らがずに
今日も楽しく、ただ楽しく音楽をやっています。そんな景色が君たちに見せれていれればなと思います。
全ての敗者に。
全ての勇気あるものに。
そうでなくても、その気持ちがわかる人たちに
これからも僕らの音楽が届けばいいなと思っています。
ライブのルールは存在しない
先程の話と重なりますが、ライブのルールは存在しない。
自分が考える音楽の楽しみ方をしてくれ、という
僕らの音楽を、いや、君が好きになった音楽を君が好きな様に受け取って、好きな様に楽しんで欲しいということだ。
当たり前だと思っているのだけど、今の世の中では当たり前に見えないから、僕は疑問を感じているのかもしれない。いつから、誰かと体が接していないとはしゃげなくなったのか
いつから、誰かと一体にならないと楽しめなくなったのか
いつから、ステージ側の人間が大きい声を出さないと反応できなくなったのか
いつから、「踊る」という事が他人や流行りに決められる様になったのか
いつから、見えないルールに支配されて同じ事しかできなくなったのか
体の動かし方が周りと違ったっていいじゃないか。
テンポに合ってなくたって飛び跳ねてもいいじゃないか。
思わず歓声をあげてしまったっていいじゃないか。
目をつぶったって棒立ちだって、それが君が楽しいを思えるやり方ならそれでいいじゃないか。安心してほしい。
UNISON SQUARE GARDENは自分を全力で楽しもうとする君の全てを肯定するぞ。
どこかの指定席の公演だっただろうか。初めて来たであろう女の子が目に入った。
もちろん我々は徹頭徹尾放っておくわけだが、彼女は周りを見ながらノリ方を探しているようだった。
そして手拍子してるのを見つけると「ここ?ここなんだね?」とばかりに追随し始める。
一緒に手あげなきゃ、一緒に手拍子しなきゃ、一緒に歌わなきゃ。そういうルールはない。必要がないのだ。先の女の子もそうだ。我々は一丸となったみんなの相手をしてるんじゃない。君の相手をしているのだ。
隣を気にする必要もないし、ステージを見ずに友達と顔を見合わせてる場合じゃない。事件はステージで起き続けているのだ。
ステージから目を逸らさなければ、それだけのものを返せるつもりではいるよ。
ステージの側もその「教科書らしきもの」を提示するケースが増えてきて、でかいところでも気安く一体感が作れるようになった。お客さんもものわかりがいいし、「教科書らしきもの」は蔓延するばかりだ。
もちろん怒りはないし君が楽しいならいい。そういうのがいいと言う人がいるのも知ってるしそれが様になるバンドも沢山知ってる。
ただやはりそれも全否定しにライブをしにいく。君の楽しみ方は映画にも、テレビ番組にも、CMにも、マンガにも、隣の客にも、ステージにも見つからない。
君の楽しみ方は君の中にしか見つからないのだ。
曲作り、ポップであること
僕はポップでありたいという信念を胸に今も音楽を作っているわけで、それは何故かってそういうものが聞きたいからです。で、そういうポップなものにこんな言葉を吐いて欲しかったし、何故誰も言わないんだろうという疑問もあった。
色んな価値観の人間がいるし、ポップという定義も一つじゃない。
ポップであるものがこういう言葉を吐く事、本当に意味があると思っているし、何より僕は聞きたい。
だから自信をもって吐くのです。どこかの誰かには届くかもしれないと思って。
ユニゾンとの付き合い方
ユニゾンというバンドと、ファンとの人生が交差する一瞬はあるかもしれない。
それでもそれが人生の全てではないし、個々人の人生をしっかり生きてくれよな、という話。
適度に目立たないように適度にでしゃばらないように、適度に責任は負わない。
それでいていつ何時も派手にやる。
これからも気が向いた時にライブに来たり、CDを聴いたりするといい。
いつまで経っても君と我々は他人同士なので、君は我々のことを常に考えなくていい。きちんと君の人生を作っていってほしい。
君がただ純粋に「観たい」という気持ち、それだけが大事だと思う。
そして君の人生には音楽やライブ以外のことだって絶対重要だ。
更に何度来ようが我々は知りもしないし、ただの1回でしっかり楽しめるように我々のライブはできている。
安心して楽しんで日常に帰って行って欲しい。
小さなライブハウスでやるという話
ユニゾンのライブの特徴の1つは、大きすぎるライブハウスではやらないということ(らしい)。
確かに、普段ロックバンドがやっているような大きな会場では、あまりやっていないですね。
以前にも書いたが大きい会場でライブをするのは好きではない(あくまで個人的な話だ)
豆粒みたいなステージやスクリーンで補完しなければいけなかったり、そもそも開場から開演まで長いとか、ちょっとした朝からの遠足になるようなもろもろはロックバンドのライブとして基本的に好まない。音楽体験的にもどれだけ音響技術が発達してもmax2~3000ぐらいのホール(ライブハウスでもいいけど)で体験できる感覚がやはり一番好ましい。
気楽な気持ちでふらりと来て適切な距離感で見てもらう。これが君に受け取って欲しいほしいロックバンド体験だ。
UNISON SQUARE GARDEN田淵智也の考え【まとめ】
私なりに、UNISON SQUARE GARDEN田淵智也さんの考え方をまとめました。
- 音楽は個々人のもの(アーティストにとってもオーディエンスにとっても)
- 音楽の楽しみ方、ライブでの楽しみ方に教科書はない
- 自分たちが好きなことをやる、ただそれだけ
シンプルで素敵です。
フェスでもライブでも一番大事にするべきは、周囲に見られている自分でも、周りの人間でもない。
自分がアーティストのつくる音楽をどう受け取るか、それだけ。
ちなみに、お決まりの曲のノリ方が決まっているバンドもありますし、それを推奨するようなバンドもあります。
私が好きな「マキシマムザホルモン」もこんなYoutube動画を出しています。
ライブでもこの動きを皆やっていますし、それが楽しかったりします。
www.youtube.com
ただ、ユニゾンと触れる時は、
何も知らず、何も考えず、
ただ一人、音楽に向き合う。
そんな時間があってもいいのかな、と思いました。
私も田淵さんの考え方がめちゃくちゃ好きでユニゾンに出会って人生が変わったひとりです。田淵さんの考え方は充分過ぎるほど知っているのに、この文章は何回読んでも泣いてしまいます。正しく簡潔にまとめてくださってありがとうございます。
今日は顔がぐちゃぐちゃになるといけないのでコメント残すだけにして大丈夫な時に読ませてもらいます。