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STEINS;GATE0(シュタインズ・ゲートゼロ)アニメ版の第16話「無限遠点のアルタイル」のネタバレ感想と解説です。
「はいはい、神回神回」って感じのシュタゲゼロらしい素敵な回でした。
目次
シュタゲゼロアニメ第15話までの伏線や謎のまとめ(復習)
シュタゲゼロアニメ第15話までの伏線や謎です。考察に役立ててください。
前回の15話は特に新たな伏線はありませんでした。
- 椎名かがりの謎:「声が聞こえる」とは? はぐれてから、どう生きてきた? 記憶喪失の理由は? なぜ「キーロ6205」と呼ばれて追われている? 椎名かがりと鈴羽の記憶が食い違うのは何故か? 誰がなんのために、椎名かがりが閉じ込めていた?
- DURPAかも?:第5話で椎名かがりを探していた外国人は誰?真帆を駅から尾行していたのは誰?第6話でラボを見張っていた男は誰?ラボを襲撃した人々は誰?ヘルメットの女性は誰?
- 第4話の中鉢博士の亡命のニュース。第5話の動物実験のニュース。第6話のロシアの地震のニュース → ロシアのタイムマシン実験によるものだったようです。中鉢博士はロシアに亡命しましたが、その際に持っていった論文を使っているようですね
- 桐生萌郁の謎:敵?味方?謎です。萌郁が椎名かがりが見つかった時の「そう見つかったの」はどういう意味?
- 第4話の謎:オカリンはクリスマスパーティーの時に記憶をなくした?世界線変動は起きた?オカリンの夢のなかで出た謎の男性(電話していいよの人)は誰?
- ジュディ・レイエス教授の謎:第6話でレイエス教授が「綯、由季、かがり」の3人をチラ見していました。紅莉栖PC強奪事件後、飛行機で右手を隠していたのは何故?
- ラボ襲撃前後にアマデウスの通信が途切れたのは何故?アマデウスの通信は何故復活しない?レスキネン教授はどこへ行った?なぜアマデウスは「助けて」といった?(そもそもあれはアマデウス?)
- ラボ襲撃後の阿万音由季の手の怪我(包帯)は何?紅莉栖PC強奪事件後にもケガをしていたのは何故?
- 和光のオフィスでガス爆発が起きたのは何故?
- 新型脳炎とは何?リーディングシュタイナーと関係ある?
- 牧瀬紅莉栖の遺産PCの不明なパスワードは何?
- 牧瀬紅莉栖の遺産PCを奪おうとしたのはDURPA?トラストフォー? 遺産PCを壊したのはロシア?
- 2036年(未来)の「先生」は何者?(鈴羽は「教授」と呼んでいた)「AMADEUS SYSTEM SAMPLE K6205」とは一体何?
- 椎名かがりはモーツァルトの音楽を聞いて洗脳モードに入った。黒服ライダーと同じ組織?かがりを洗脳した人とのつながりは?
- かがりが監禁されていた施設は何故破壊された?(証拠隠滅のため?)
ちなみに Amazon Prime会員になれば、シュタゲ無印も、シュタゲゼロも最初から一挙に見られます。
2019年追記:現在はdアニメストアで見られます(初月無料)。
シュタゲは伏線を理解して見返すと、より楽しいのでおすすめです。
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シュタゲゼロアニメ第16話の解説と感想
シュタゲゼロアニメ第16話の解説と感想書きます。まずは公式HPからあらすじ
将来、ダルと由季との間に生まれる運命の鈴羽。
しかし、現在の「両親」の関係は進展しておらず、最近はあまり連絡も取っていない様子。
父のあまりにも消極的な姿勢に業を煮やした鈴羽は、一計を案じるのだが……。
シュタゲゼロ16話は神回。キャラクタ(声優)の演技が凄すぎる
シュタゲゼロ16話はただの神回でした。
声優さんの演技が素晴らしすぎて、キャラクタへの感情移入を痛いくらいにしてしまいました。
胸が苦しくなるほどの、台詞、演技、涙の嵐。
ちなみに、アニメにおけるキャラクタの演技というのは「キャラの絵、声」の両方で行われます。
まゆりというキャラクタは、表情や発言(外面)と、本心と声(内面)が一致していないのが特徴です。
そのため、今回も注目するべきはまゆりの表情や発言ではなく「声」なのです。
声優の花澤さんスゲーです。
冒頭のまゆりとオカリンとの会話を聞いて、胸が苦しくなりました。
まゆり「最近またリア充さんだね」
まゆり「そっか、オカリンがそうしたいんだもんね。だったらそれが良いと思うよ」
という会話から始まり、亡き紅莉栖の白衣の話題をキッカケに二人の関係がすれ違います。
まゆり「ちなみにこの白衣はオカリンが使ってたほうだから、新しい方はちゃんと保管してあって」
オカリン「いいんじゃないか、使っても(紅莉栖の姿の回想)」
まゆり「え、でも前すずさんにあげようとしたら、オカリンすごい怒って」
オカリン「そうだったか、ただの安物だろう」
まゆり「(もどかしい表情の後、笑顔で)…まゆしぃ、ちょっと用事を思い出してしまったのです」
まゆり「ねぇおかりん…ううん、なんでもない」
勝手な妄想ですが、
「まだあの人(紅莉栖)のことが心に残っているんだね」
的な発言を飲み込んだのでしょう。
マユリはオカリン(彦星)の織姫様になりたい
お墓の前でのまゆしぃとルカくんとの会話も心に来ます。
まゆり「まゆしぃも毎年やってるよ。笹の葉もちゃんと買ってきて」
まゆり「子供の頃からずっと、織姫様になれますように、って」
まゆり「まゆしぃはロマンティストの中二病さんなのです」
ルカ「なれるよきっと、岡部さんの織姫様に」
まゆり「え、やだなぁ、まゆしぃはオカリンだなんて…」
ルカ「ずっとまゆりちゃん、岡部さんを支えてきたんだもん。まゆりちゃんならきっと…」
まゆり「違うよ。オカリンの心の中にいるのはまゆしぃじゃないの」
まゆり「オカリンの織姫様はもう輝くことはないんだ」
まゆしぃの後悔と涙
まゆりは、オカリンを引き止めたことを後悔しています。
ちなみにシュタゲ無印の23話は2種類あります。
通常放送版だとまゆしぃがオカリンをビンタしてオカリンがやる気を取り戻してSG世界線にたどり着きます。
再放送時の改変版「境界面上のミッシングリンク」では、まゆしぃがオカリンを庇ってオカリンはやる気を取り戻さずSG世界線にたどり着きません。
※23話の改変版はBlu-rayに入ってます
【収録内容】
・TV版全24話
・未放送エピソード「横行跋扈のポリオマニア」
・23話改変版「境界面上のミッシングリンク」
・「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」
まゆりの
「まゆしぃ間違っていたのかな…」
「オカリンを送り出すべきだったのかな…」
という言葉も、23話改変版でのシーンでのことを刺しています。
16話タイトル「無限遠点のアルタイル」とアークライトの関係は?
16話タイトルは「無限遠点のアルタイル」です。
無限遠点とは数学用語です、簡単に言うと「すげぇ遠く」という意味。
16話のタイトルは「すげぇ遠くのアルタイル(=彦星=オカリン)」ということで、マユリから見たときの心情的な遠さを表しているのかもしれません(想像です)。
そして、まゆりが最後にこのようにつぶやいています。
「織姫様はね、ベガって星なんだ」
「けどね海外ではこう呼ばれているの。空のアークライト」
星とキャラクタの関係は以下の通り
- 織姫 = まゆしぃor紅莉栖 = アークライト
- 彦星 = 岡部倫太郎 = アルタイル
織姫がまゆりなのか、紅莉栖なのか、そういう点に注目して見ると楽しめると思います。
ゲルバナでバレた電話レンジ(仮)2の開発
ゲルバナの発見でダルと鈴羽と真帆が電話レンジ(仮)2を開発していたのがバレてしまいました。
一応整理しておくと、各キャラクタとも立場が違います。
- ダルと真帆→第3次世界大戦の悲惨さは知らない(ただし鈴羽の気持ちはわかる)。世界線変動の大変さを(正確には)知らない。
- 鈴羽→第3次世界大戦の悲惨さを知る。世界線変動の大変さを知らない
- 岡部→第3次世界大戦の悲惨さは知らない。世界線変動の大変さを知る
その立場を踏まえた上でのオカリンとダルの会話を聞くと、どちらの気持ちもわかってシンドいですね。
以下、会話書き起こし。
岡部「これはなんだ(ゲルバナを持ちつつ)」
ダル「あっさりばれちゃったか、もう少し隠し通せると思ってんだけどな」
ダル「これが電話レンジ(仮)2号機」
岡部「組み立て直したのか」
ダル「バージョン2とどっちがいいか、結構迷って」
岡部「名前なんてどうでもいい!」
ダル「マジ?オカリンとの言葉とは思えないな。どの未来ガジェットも円卓会議で大騒ぎして決めたじゃん」
岡部「オレが言ったことを忘れたのか、これは危険だ。俺たちが持っていい代物じゃない」
ダル「でもさ、僕未来でタイムマシン作らないと行けないんだよね。そうなるとさ、こいつを研究することが第一歩…」
岡部「何度も何度も何度も、説明したよな」
岡部「こいつのせいで何が起こったのか」
岡部「こいつのせいでオレがどんな体験をしたのか」
岡部「これをつくったことでまゆりは殺されるんだ」
岡部「これをつくったことで紅莉栖はぎせいになったんだ」
岡部「これをつくったことでお前の娘は自殺までしたんだ」
岡部「忘れたっていうんならもう一度話してやる」
岡部「おまえはそんなに馬鹿だったのか、自分でそれを体験しないとわからないほど馬鹿だったのか」
オカリンの気持ちは凄いわかりますね…
「何度も何度も何度も」
という言葉の重みは、シュタゲ無印を見てきた我々だからわかります。
ダルがオカリンを殴ったのは理不尽なのか?
オカリンと真帆とダル。
3者の会話の末に、ダルが岡部を殴ります。
正直言って、オカリンの無限回の地獄のタイムリープを見てきた我々としては、あの絶望の中で頑張って行動してきたオカリンの気持ちはスゲーわかりますよね。
一方でダルも生半可な気持ちではないということもわかります。
実の娘が、自分の命を賭けて現代(過去)に飛んできました。彼女を助けるため、真帆に救いを求めて二人で本気で作業をしています。
そんな中で「君は人殺しになるつもりか」と呼ばれると、流石にキレてしまうよなあ、と。
ダル「謝れ、今すぐ真帆さんに謝れ」
ダル「オカリンの言うことは分かるよ。どれだけ苦しんだなんて、僕には想像しかできない」
ダル「でもさあ、だからって、他の人の思いを踏みにじっていいことにはならないだろう」
ダル「鈴羽は第3次世界大戦を防ぐためにここに来ている」
ダル「真帆たんだって、なくなった牧瀬氏の思いを受けて、タイムリープマシンを作ろうとしている」
ダル「誰も興味本位や遊びじゃない」
確かに「他の人の思いを踏みにじっていいことにはならない」というのは一理ありますよね。
結局、誰の気持ちを取るのか、
合法ロリktkr
説明は不要ですが、比屋定真帆の合法ロリktkr(きたこれ)状態でした。
バスタオルが解けるってなんて古典的なラブコメ展開なんだw
オカリン「またエロゲか?」
ダル「ま、ままぁね、ちょうどフィニッシュのところで」
合法ロリ真帆たんのスーパー説得ターン
合法ロリこと比屋定真帆たんが、シュタゲゼロにおいての立ち位置を示し始めましたね。
「科学者」という立場で「シュタゲの世界での事象」について語っています。
↓
真帆「そうね、私は科学者だけど神を侮ったりは決してしない」
真帆「でも、あなたの言っている世界の摂理と神とは違う気がする」
真帆「あなたの言っている世界の摂理が本当なら全てが神の手による運命によって決まると言うのなら、私たちは生きている意味は無い、努力する意味も、選択する意味も無い」
α世界線で、β世界線へ導いたのが紅莉栖であったように。
ベータ世界線から、シュタインズゲート世界線に導く役目は真帆なのかもしれません。
↓
真帆「シュタインズゲート…、鈴羽さんから聞いた時に考えた」
真帆「椎名まゆりが死なず、牧瀬紅莉栖が死なず、第三次世界大戦も起きない世界線。それがシュタインズゲートというなら、私にとってそれは数式、一つの解を求める事に他ならない」
真帆「この世界は無限の可能性に満ちている。その中にはきっとある。探すの、何回も何回も何千回も何万回も何億回も挑戦して!シュタインズゲートという解を!紅莉栖とあなたがそうしたように!」
そしてココへ来て、「真帆が紅莉栖へのコンプレックスで悩んでいた、それでもなお研究を続けていた」という設定が活きてきます。すげぇ設定回収です。
岡部「ダメだ!俺たちには心があるんだ、分かっていても心はすり減っていく」
岡部「何度となく失敗する辛さが分かるか!」
真帆「分かるわ!」
岡部「分からない!」
真帆「分かる!私は紅莉栖のそばで体験してきた。それこそ何千回も何万回も」
世界線の話は、以前書いたコチラの記事をどうぞ↓
シュタインズゲートの世界線を「いらすとや」で図解【時系列で解説】
シュタゲゼロアニメ第16話のまとめ
シュタゲゼロアニメ第16話で新たに追加された謎は特にありませんw
前回同様に、物語的に謎が何か進むということは一切ありませんでしたね。
残りの話数で怒涛の伏線回収が行われる予感です。
以上、「シュタインズ・ゲート ゼロ 16話 感想考察解説 ダルの怒りとまゆりの悲しみ」でした。
ドコモの動画配信サービス「dアニメストア」に登録すればシュタゲゼロが全話見られます。
初月は無料なので是非どうぞ!
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シュタゲゼロ Blu-ray & DVD第1巻、第2巻、第3巻も購入可能です
シュタゲゼロアニメ版のBlu-ray&DVDもいつの間にか発売していました。
初回特典も色々あるようです、是非見てみてください~。
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追記:シュタゲゼロ第17話の感想も書きました!
シュタインズ・ゲート ゼロ 17話 感想考察解説 まゆりの覚悟
岡部の方が正しい。
ダルはともかく、マホたんは身勝手な論理。
科学者ならその結果まで想像するべき。
アインシュタインの想像力の無さから原子爆弾が生まれたのを思い出すべき。
ただ、その正しさを打ち破って、変革を求めるものこそ、鳳凰院凶真だろうと思う。
目指すべき道を知り、その苦しさを知った岡部と鳳凰院凶真が一体化することこそシュタインズゲートへの道なのではないかと思う。
2035年を目のあたりにして決意する岡部の姿が見たい。
そうかなぁ?
あらすじ前回のじゃね?