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有名な心理学実験「マシュマロテスト(実験)」を知っていますか?
子供の頃に我慢が出来る(自制心がある)人は、大人になった時に成功するよー、という実験です。
目次
マシュマロテスト(実験)とは
マシュマロテスト(実験)についてWikiから引用します
被験者である子どもは、気が散るようなものが何もない机と椅子だけの部屋に通され、椅子に座るよう言われる。
机の上には皿があり、マシュマロが一個載っている。
実験者は「私はちょっと用がある。それはキミにあげるけど、私が戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢してたら、マシュマロをもうひとつあげる。私がいない間にそれを食べたら、ふたつ目はなしだよ」と言って部屋を出ていく。
当然、15分間我慢できた子供、我慢できない子供にわかれます。
彼らのその後の人生を追った結果、マシュマロを我慢できた子供は、20年後に成功している確率が高かったそうです。
※成功=学校の成績が高く、年収も高い
マシュマロを我慢できた=自制心がある、その結果成功したのだ、と長年言われていました。
マシュマロ実験は再現に失敗
そんなマシュマロ実験ですが、再現に「失敗した」らしいです。
簡単に言うと、
「豊かな家庭で育つ→成功した(&自制心があった)」という結論だったそうな。
成功、失敗に大きな影響を与えたのは「家庭環境の裕福さ」だったということです。
※自制(セルフコントロール)が成功に必要な要素であることの否定ではないですが
マシュマロ・テストのポイントは「長期的な報酬を待てるかどうか」
貧乏な家庭と裕福な家庭では「社会や未来に対する期待値」が違うようです。
長期的な報酬を待てるかどうか、と言い換えることも出来ます。
The Marshmallow Test: What Does It Really Measure? – The Atlanticによると、
- 貧しい家庭環境の子供は日々の生活の保証が少ない。今日は食べ物があるかも知れないが明日はないかも知れないので、待っていると危険がある
- 貧しい家庭環境では、両親が「明日食べ物を買うよ」と約束しても守られない可能性がある
そんなマインドセットで育った子供にとっては、マシュマロ・テストで「15分後にマシュマロをもう一つあげるよ」と言われても、
- 眼の前のマシュマロがなくなるかも知れない(取られるかも知れない)
- 2つ目のマシュマロはもらえないかも知れない
と考えて、1つ目のマシュマロを食べるようです。
つまり、環境次第では、目先のマシュマロ(報酬)を優先するほうが、2つ目のマシュマロ(報酬)を我慢して得るよりも合理的になりえるのです。
まとめ:マシュマロテストについて
マシュマロ・テストについてのおさらい。
将来のリターンを期待して、目先の快楽を我慢したほうが、社会的な成功の確率は高まるでしょう。
ただし、その考えに至るには、家庭環境が大きく影響している、という実験結果でした。
大人になってから目先の利益よりも、長期的な利益を大事にするためにはどうするか。
知識を身に着け、行動習慣を変えていくしかありません。
先程の海外の記事で紹介されていた「いつも時間がないあなたに」という本が役に立つでしょう。
※Googleの会長も絶賛してました
簡単に言うと、
- 人は「欠乏(ゆとりがない状態)」になると、合理性を失う
- どうすれば、合理性を取り戻し、正しい選択が出来るのか?
という内容です。
にしても「家庭環境」の影響が大きいと聞いての一番の感想は・・・
ハッキリ言って、身も蓋もねぇ!!
って感じ!
こんな感じで、図解したり記事書いているのでTwitterも興味があれば見てみてください!
>アルパカのTwitterアカウント(@engineeraru)
貧すれば鈍する