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海外ドラマの制作費の予算が高いと聞いたので調べてみました。
ザックリと結論から言うと、
海外ドラマ1話=日本映画1本分
です。
目次
日本映画の平均制作費は5000万円程度(1000万~1億円くらい)
日本の映画制作費の平均は約5000万円程度と思われます。
映画評論家の町山さんがツイートしていました。
「デッドプール」はハリウッド映画としては低予算で製作費約60億円(超大作の4分の1)。つまり10分間6億円かかってる。邦画の大手(東宝)会社の通常作品の製作費は5億円以下。年に2本くらいの超大作でも10億円以下。
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2016年6月20日
日本映画だと、大作でも5億円以下だそうですよー。
政府の調査結果も見てみます。
出資額が40億円。
製作委員会方式で、自社出資率が20%と仮定すると、「40億円の5倍」になります。
日本映画の制作費の総額=200億円
次に配給本数を見てみましょう。
年間600本の映画が日本で作られます。
200億円の総額を600本で割ると、
日本映画の平均制作費=5000万円
と考えられます(ザックリですけどねー)
どこかで、園子温監督が「日本映画の制作費は数千万円が普通」と言っていましたので大きくずれてはいないと思います。
結論:日本映画の平均制作費は1億円には届かない
日本最大の制作費は「かぐや姫」の50億円
では、日本の大作映画の制作費はいくらなのでしょうか?
スタジオジブリを調べてみました。
- 風の谷のナウシカ 4億円
- 天空の城ラピュタ 8億円
- もののけ姫 21億円
- 千と千尋の神隠し 20億円
- かぐや姫の物語 50億円
かぐや姫がすごいですね。先ほどの1本5000万円平均で考えると、
かぐや姫1本の制作費=日本映画100本分!
アメリカの大作映画の制作費は300億円
アメリカの映画は桁違いの規模です。最大で300億円を超えます。
1ドル100円計算でまとめてみました。
ピクサー
- トイストーリー 30億円
- トイストーリー2 90億円
- トイストーリー3 200億円
ディズニー
- ピノキオ 2億円
- アラジン 28億円
- アナと雪の女王 150億円
- 塔の上のラプンツェル 260億円
その他
- ダークナイトライジング 257億円
- アバター 261億円
- タイタニック 294億円
- パイレーツオブカリビアン ワールドエンド 341億円
いやー、桁違いの高額!!
アバターは3Dだし明らかにお金かかっている感じしますね。
でもそれ以上にパイレーツ・オブ・カリビアン(3作目)が高額なんですね。341億円。
※ジョニーデップの給料が気になる(笑)
アメリカドラマの制作費は1エピソード10億円
アメリカドラマの制作費は1エピソード10億円でした。
昨今、アメリカ映画の監督、脚本家はドラマの仕事が増えています。
映画よりも儲かるんだとか。
私の好きなデヴィッド・フィンチャー監督も「ハウス・オブ・カード」と言うドラマを手がけています。
ソースにしたのは「The 15 most expensive shows of all time, ranked」です。
1エピソードごとの制作費をピックアップしました。
- ハウスオブカード 4.5億円
- ゲームオブスローンズ 10億円
- フレンズ 10億円
- ER 13億円
- ザ・クラウン 13億円
「なんだ、5億円とか意外と安い」と思った方、違いますよ、
あくまでこれ、1エピソードの制作費です!
1シーズンで、10話だとすると、100億円くらいはかかります。
映画並みですわー。
ドラマ「フレンズ」のキャストのギャラは1億円
一番驚いたのは、コメディドラマ「フレンズ」についての記述でした。
1話25分の短いドラマなのですが、
主要キャストは1話演技するだけで、1億円のギャラ
らしいですね。
あの、1度でいいので、代役やらせてくれませんか(笑)
まとめ:日本映画の平均制作費は1億円いかないくらい
まとめです。
- 日本映画の平均制作費は5000万円。1億円いかなさそう。
- アメリカの海外ドラマ1本の平均制作費は10億円
ということで、日本映画の20倍の額でしたね。
しかも、1話だけで!
あと、日本とアメリカの最大制作費についてもわかりました。
- 日本映画の最大制作費は、かぐや姫の50億円
- アメリカ映画の最大制作費は、パイレーツ・オブ・カリビアンの340億円
かぐや姫7人でジョニデと戦えるということですね。
市場の問題ですね。
世界市場を意識して、それに耐える作品を作る映画界となることを願います。
かぐや姫はラピュタの6倍!
どこに、そんなにおかねがかかってるんだろ?
アメリカドラマも日本にドラマも同じくらい面白く思っちゃっているけど、
こっちはギャラの差ってこと?
最近、心底見たいと思う映画が全く無い。
まあ、欧米、特にアメリカの作品は世界中で売れるから、予算を十分回収できるんですな。
予算があるからキャストやスタッフを長期間拘束できる。
結果、じっくりと日数をかけてクオリティの高い作品を作れるわけですな。
VFXなんて、日本なら1社かせいぜい数社に依頼。
一方アメリカだと1カット1社に依頼ですよ。
依頼を受けた制作会社1は1カットに集中できるぶん、当然クオリティは最高。
そりゃあ制作費跳ね上がるってもんですな。